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DUENDEのこだわりとは part3 \n - 長く愛されるプロダクトを -

DUENDEのこだわりとは part3
- 長く愛されるプロダクトを -


研ぎ澄まされたプロダクトたち


■2011年発表/TILL

この製品は今年で発売15年目になります。玄関先の傘掛けとして、またキーホルダーなどを上に置ける10㎝×23㎝の四角いトレーがトップに固定されている製品です。


この製品が出て10年目、コロナ禍において多くの人が玄関に「除菌スプレー」や「マスク」を置くのに適していると、かなり多くの注文を受けました。
このときに初めてTILLというプロダクトを知った多くの方々は「これ、発売10年目です」と説明すると一様に「え!そんな前からあったんですか?10年前のデザインには見えないですね」と驚かれました。


支柱を2度90度に曲げることで、「傘を掛ける」「トレーを作る」この2つの要素を作り出し、それ以外は全ていらないと考えて省いた結果のプロダクトです。
だからこそ、構造的にもこれ以上省けず、シンプルで美しく、時間が経っても色褪せない、時代を超えたデザインが完成したのだと思います。


DUENDEの製品は前述のような共通した、そのプロダクトが持つべき本質的デザインコンセプトによって、装飾を省き極限まで突き詰められた、デザインとエンジニアリングによって成り立っています。簡単にですが、その一端をご紹介します。



■2021年発表/MARGE SHELF

2016年発表のプロダクト「DUE」のインタビューの際、芦沢さんはこうおっしゃられていました。
「どれだけ構造を削ぎ落とすことができるかということはつねに考えています。無駄なものはノイズだと思っていて、それを排除することで凛とした姿が立ち上がってくるものをつくりたいといつも思っています」

削ぎ落すという点に於いては、オークの無垢材だからこそ実現可能な、MARGE SHELFの支柱の細さもそれにあたると思います。棚板の曲げの25㎜と合わせて、支柱も25㎜という細さにしています。
開発段階で、25㎜で持ちますかね、と芦沢さんも気にされていましたが、多分行けるだろうと考えていたので、仮に無理なら少し太くすればいいかと。ここはチャレンジするのがDUENDEだと思いました。(笑)


スチール板の強度を上げる構造的な考えから、二か所を折り曲げるうちの片側を上に曲げる。曲げた部分が棚の背板になることで、後ろ姿が特徴的なデザインになりました。
どこから見ても美しい姿にしようと、背面のクロスバーやバックパネルがなくても成立する設計にしています。


■2009年発表/MUKOU

傘を収納する為の機能面については、かなりこだわって開発をしたプロダクトですが、表から見たそれは、スチールの板を丸く曲げただけです。見た目のデザインとしては、これこそ省きようがないと思います。

 

■2020年発表/UNO HANGER

TOKYO DESIGNARTの為にデザインされた建築家・芦沢啓治氏の作品。
普段目にすることのない15㎜角の無垢棒だけで出来ていることが特徴ですが、同じ角度で曲げた上下の
V字を支柱で繋げただけの構造は、唯一無二で、アートピースともいえるハンガースタンドです。


■2013年発表/TUBE&ROD

アッシュの無垢棒を傾斜されて支柱としながら、天板を突き抜けてるようなミニマルで美しいデザイン。
天板とベースに溶接されたパイプ(TUBE)に25Φのアッシュの木材(ROD)を凹凸なく差し込むことで、これでテーブルとして構造的に成り立つのかと思わせる極限に近いデザインを、独自の木部加工によって組立製品とした、エンジニアリング的にも真似のできないプロダクトだと思います。


■2022年発表/SOLID STEEL TABLE


15㎜の無垢棒の重量を活かし、天板を保持する脚部を極力細く美しいラインに。
溶接して出来上がっている完成品のような佇まいですが、フラットパックに収まる解体組立のできる製品を実現すべく、切削加工特有の狂いのない精度を活用し、嚙み合わせて固定する組立製品にすることで溶接痕のない仕上がりを実現しています。

 


「人」と「モノ」が共存する時間

改めて、DUENDEの製品に共通するのは、不必要な要素を省いていくことから生まれる、デザインとしての美しさだと思います。
DUENDEに於いてのデザインとしての美しさ=機能美と造形美が研ぎ澄まされた美。


機能性を追求し、不必要な要素を省く突き詰めたデザインは、生活の中で目に入り続けても飽きず、置き場所も選らばず、他の家具とも合わせやすく、永く寄りそえる。
不要な要素を省いていくことは、時代に流されず古くなることがない、DUENDEのプロダクトにとって必要なプロセスであったと、時代を経た今になって感じています。
DUENDEは、変わらずただ、シンプルに。プロフェッショナルと共にプロダクトを創り続けます。

2017年ににGOOD DESINGE賞をとったBENT STOOLも、近年に出たSTEEL STORAGE WAGONや、そして今後発表されていく新作も、今までのDUENDEのプロダクトの後を追って、長く愛され続けるプロダクトになるであろうと思います。

 

DUENDE 
ブランドマネージャー 酒井浩二

 

DUENDEのこだわりとは part2  \n - プロダクトの価値とはなにか -

DUENDEのこだわりとは part2
- プロダクトの価値とはなにか -

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