
REVOLA
- メカニカルなフロアスタンド -
ヤマギワ社製のフロアスタンド「REVOLA」。
中谷行義氏による1982年のデザインで20年以上のロングセラー照明でしたが、残念ながら現在は廃盤となっています。
僕は、25年程前に知り合いが、サカイ君んちの方が似合うから使ってよ!と、くれたもので、とてもお気に入りのライトで、その時から部屋のあちこちに置き場を変えずっと大事に使っています。
ちなみに、ドラマ「教場」を見ていて気づいたのですが、主人公の風間公親が教官席で使っているのは、このREVOLAのデスクライトタイプです。


昔はクリプトン電球で球も値段が高めで、随分明るくてかなりの熱を発していましたが、今はE17(普通の電球はE26、それより口金の小さい)LEDタイプの電球も出てきたので、省エネ仕様にしています。(左)

このスタンドライトは、クロームメッキで仕上げた支柱を中心に360度の回転可能、シェードも縦回転するので、方向を変え、しかも下を照らす、横を照らす、上を照らすことがが可能です。
元々は、熱を持つミニクリプトン球を使用していたので、シェード部分はアルミダイキャスト(金型鋳造)製のフィンが放熱のために設計されたそうで、マットな塗装のブラックが工業的な雰囲気満点。
支柱に照明部分の本体を固定する方法は、エンドキャップになっている丸い部分をねじると、内部で支柱を閉めている箇所が緩んで支柱を上下に動かせる仕組み。
金属マニアとしては、堪りません。
スイッチも押し込むとカチッと音がしてON/OFFの切り替えとなる昔ながらのプッシュボタン式。
放熱のフィンのあたりを含め、メカっぽい感じが昔のオートバイを思い出します。

ベースも重いスチールの丸い鉄板で、安定性も高く、大好きな照明器具のひとつです。
このフロアスタンド式は、ライト本体位置も支柱の下から上までするすると昇降が可能なので、上から照らしたり、壁や天井に向けて間接照明として使ったり、ライト本体を支柱の下の方に設置すれば、照らす対象の見た感じ、インテリアの雰囲気が変わるので使い勝手がいいのも、長く使っている理由だと思います。

このライトに限りませんが、照明部分が移動可能なアーム式のライトなども、灯りの位置で照らすモノの印象が変わったり、創り出す影で雰囲気も変わるので、変えてみると楽しみが増えると思います。
お持ちの照明の置く高さなどを変えてみるのも面白いのではないでしょうか。






REVOLA
サイズ 直径300(ベース)、高さ1,810
中谷 行義 Yukiyoshi Nakatani / プロダクトデザイナー
ステュディオ中谷代表
プロダクトデザイナー。趣味が高じて工業デザインを独学。1980年、ステュディオ中谷を開設しフリーランスとして活動を始める。照明器具のデザインを中心にGマークも多数受賞。
近年はスタイリングや機構だけでなく、光学設計を重視したデザインを多く手掛けている。
主な作品に、REVOLA(1984年 ヤマギワ)、Auria, Elix(2000年 伊iGuzzini社)、E.L.H.シリーズ(1997年~ 配光制御を重視した小泉産業の照明器具シリーズ)など。https://www.studio-nakatani.com/pages/works.html
